犬猿だったはずの同期を甘く誘惑したら




高台に上がると、綺麗な夕日の写真を撮っている守屋が見えた。



仕事で切羽詰まってるようには見えねぇけど…



なんて思いながらも「ここ、綺麗だよな」と守屋に近づいた。




「浅香...」



そう俺の名前を呟いて俺を見る瞳は真っ直ぐでいて、俺の事をやっぱり好きだって言ってるような気がした。



「どーしたんだよ。会って話したいって。
電話じゃわかんねぇほど複雑な仕事はねぇと思うけど?」



そういった俺に意を決したように口を開いた守屋は訳の分からないことを言い始めた。




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