星空の下、キミとの約束。
幼稚園の頃、初めて病院に来たときには、怖くて苦しくて泣いてばかりいた記憶がある。
小学生になって、お医者さんや看護師さんと仲良くなった僕は、人前で泣くことをやめた。
幼心に、泣いてばかりいたら、悲しむ人がいるって思ったんだ。
数回しか行けなかった小学校でも、みんな良くしてくれて、絶対治して毎日通う!なんて、息込んでいた。
絶対治るって、信じて疑わなかった。
でも、小学校4年生になったとき。
僕は、一度死にかけた。
突然の発作に、看護師さんを呼べないまま意識を失ってしまったからだった。