女嫌いのイジワル上司を攻略します!
料亭の個室を出ようとすると、若い美人女性が倉西さんにそっと寄り添った。
「倉西さんみたいな素敵な方とご一緒できて、なんだか酔うてしまいました。
もう一軒、行きまへんか?」
「いえいえ、長谷川さんを連れ回したらバチが当たりそうですし、もうそんなに飲めないでしょ?」
「も〜、倉西さんってほんまいけずなお人やわぁ。
ウチの気持ち、分かっとってそう言わはるんやろ〜?」
さすが京都の女。
したたか。
うぅ〜〜見てられない!見たくない!
もう無視だ、無視。
そう思っても人間、気になる方には耳がダンボになる生き物。
「僕の反応見て楽しむの、勘弁してください
また明日、御社さんで。」
「も〜毎回倉西さんはつれへんなぁ。
ほなまた、明日」
店の外に出ると、取引先の人方が呼んでくれたタクシーが到着している所だった。