女嫌いのイジワル上司を攻略します!
いやいや。そうは言われても忘れたのは私だし、第一、長谷川さんにもう会って欲しくない。
「いえ!私が行きます!
私が忘れたので。」
私がそう言うと、倉西さんはわたしの方に近づいてきて頭にトンと手を乗せた。
「大丈夫。もう長谷川さんには会わねぇよ。
受付に預けるだけ。
それに明日、パンフレット届ける時間があんなら、デートのための準備に使ってくれ。
いつもより可愛いマコ、期待してる」
…完璧だ。
私の心を完全に読んだ上に明日のデートを主張してくるあたり。
完敗。カッコイイ。
「はい」
としか答えられない私を見て笑って「ずいぶん今日は素直なんだな」なんて笑う倉西さん。
「そんなことより。
これから晩飯行こうぜ。昨日はゆっくり寛げなかったろ。
オススメの店あるから。
とりあえず私服に着替えてフロントな。」