女嫌いのイジワル上司を攻略します!



「倉西は厳しいな〜。
こんな可愛い子にまで相当な量の仕事やらせんだから。」



倉西さんに聞こえるようにわざと大きな声でそんなことを言う佐久間さんに「そいつのためだろ」と何食わぬ顔で答える倉西さんはやっぱり鬼の指導係だ。




うぅ〜。こうなったら倉西さんが「よくやった」と褒めてくれるまで私、頑張るもん。

そう腹を括って、また再びパソコンとにらめっこを始めた。



「おーおー。まこちゃん、頑張るね〜」



佐久間さんは呑気にそんなことを言っているけど、もう気になんてしてられない。
絶対、倉西さんに認めてもらうんだから!



そんなことばかりを考えながら仕事をしていると、あっという間に2週間が経ってしまった。


「倉西さん!これ出来ました!」


オフィス内にそんな私の声が響き渡る日常に周りの先輩たちはいつまで経ってもクスクスと笑ってバカにするけど、倉西さんだけは全然笑わなかった。



先輩たちは笑いすぎだし、倉西さんは笑わなすぎだし!



なんて頭の中でぶつぶつと文句を言っていると、倉西さんからクイクイっと手招きをされた。



え〜。また仕事!?

まださっき言われたこと終わってないのに〜

あ、それともそれが遅いって怒られる?!



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