女嫌いのイジワル上司を攻略します!
倉西さんに言われるであろうことを頭の中で考える。
やっぱりさっきのが遅いって言われるか、また新たな課題を言われるかどっちかだろうな...
少し気を重くしながら倉西さんのデスクの横にひょこっと立つと、倉西さんから「ん。」と分厚いファイルが渡された。
えぇ!なにこれ!重たい〜
なんの仕事...。
ワケもわからず、とりあえずファイルの中身を見てみると
『(株)沢田木材 vol.13 201X.2~』と書かれた中表紙に続いて、
この2月から『Essential Style』と契約してきた仕事やそれに使った契約書、見積書、納品書などに渡る『(株)沢田木材』に関する全ての書類がまとめてあった。
え...っと。
これは、どうすればいいんだ...?
このファイルが渡された意味も、私が今からやらなければならないことも、与えられる仕事が新しい形すぎて何も分からない。
「あの...。倉西さん。これは一体...」
「来週、水曜。
その大事な取り引き先に、新しいブランドの材質交渉をしに俺が営業に行く。
お前も付いてこい。営業アシスタントらしく、現場でも俺の事を支えてくれ。」