女嫌いのイジワル上司を攻略します!
とりあえず私はがむしゃらに働いた。
これまでの書類や議事録に目を通しながらだいたい、どんな流れでアポイントが取れていったのかを理解して頭に叩き込む。
そして、これから提案する新ブランドのコンセプト、目的、具体的にどんな商品がありどの部分に協力して頂くのか…徹底的に調べ、理解して、プレゼン資料を作る。
出来上がった資料を倉西さんに提出して、言葉の修正や言い回し、パワーポイントのデザインや色使いなどなど...たくさんの訂正を繰り返してまた倉西さんにチェックを受ける。
そんな必死の日々が続いていたある日...。
私はまた完成した資料を倉西さんに見て欲しくて、彼を探していた。
資料作りももう最終段階まできている。
今手にある資料は自分でも結構納得のいくものが出来たと思う。
別に急ぐ必要はないんだけど、倉西さんに早く見てもらいたい。
そんなことを思って、ホワイトボードを見た。
営業一課の社員の名前がつらつらと連なっているなか、その右を辿ると『外回り』とか『直帰』『半休』とか色々な情報が書かれてある。
もう上から何番目にあるのかさえも、しっかり覚えてしまった倉西さんの名前の右側には特に何も書かれていない。
とするなら、社内にいるはずだ。