女嫌いのイジワル上司を攻略します!



「へっ...?!ってことは。」


「そうだ。初めての外回りに連れて行ってやる」



.......うそ〜!!!!?



「え、え、え...じゃあ!私、だいぶ仕事が出来るようになったと思っていいんですか?!」



あまりにも外回りに連れて行ってもらえることが嬉しすぎて、倉西さんにキャッキャキャッキャと飛びついて喜んでいると倉西さんらしい言葉を言われた。



「出来るようにはなってない。
まぁ、マシになった。くらいだ。
そろそろ外回りの一度や二度くらい行っておかないと今後が思いやられるから、不安はあるけどもう連れて行くことにした。
しっかり付いてきて、勉強しろよ?」



そう。なかなか褒めてくれないのが倉西 潤という人物だということはこの2週間で痛いほど分かった。


でも、指導にはいつも愛情を感じ取れる、目には見えない何かがあって、それを感じられることが嬉しかったりもする。



最初に感じていた倉西さんに対するキラキラなイメージはだんだん日を追う事に明確なものになってきた。


やっぱり倉西さんが私の指導係でよかったと心から感じる。
私のやる気スイッチをいとも簡単に押してくれるし、
なにより私が心から尊敬して、憧れ、慕うことが出来る上司は倉西さん以外にいないと思った。




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