女嫌いのイジワル上司を攻略します!
「菊名さん...。
なんか、色んなことが一気に起こりすぎて混乱してます。」
私の言葉に菊名さんはうんうんと親身になって頷いてくれた。
「小夏ちゃん、今日も明日の午前も半休よね?
明日の出張の準備したらパーっと飲みに行かない?もういっぱい話聞くから!」
私の頭をポンポンと撫でて優しく微笑む菊名さんは本当にお姉ちゃんみたいだ。
そんな菊名さんの気遣いに心がホッコリするのを感じて私ははい。と首を縦に振った。
とりあえず今日は帰ることにして、出張に必要な書類をまとめて倉西さんの机に置いた。
「じゃあ、また連絡するわね?」
「はい。私もちゃんと準備します」
菊名さんにそう告げて会社を後にすると、なんだか本当に涙がこぼれ落ちそうだ。
明日からの出張。大丈夫かな?
土曜のデート。楽しみにしてたけど、どうなっちゃうんだろう...。
そんなことを思いながら電車に揺られて家に帰った。