異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~

「どうした?」
「えーと、絶好調じゃないのかも。膝がね、少しだけ痛むんだ。ただ、昨日今日の話じゃないから、すっかりこんなものかなって慣れちゃってた。へへっ、恥ずかしいけど私ってばこの体重だから、どうしたって多少の負担は仕方ないよね」
 私は運動開始前から、膝、腰に慢性的な痛みがあった。とはいえ、この体重を支えているのだから仕方がないと、半ばあきらめて痛みと付き合っていた。
 だけど言われてみれば、ライと運動を開始して多く歩くようになってから、膝の痛みが少し増していた。もしかして、無意識で少しかばうような走りをしてたかな?
「……マリーナ、午後からの運動メニューを変更する」
「え?」
「運動量が増えたことで、膝関節に負担がかかっている。今後、午後の時間は走り込みから、プールに場所を変えて水中でトレーニングだ」
「プール?」
 私の眉間に、皺が寄る。
「あぁ、水中は浮力の働きによって、膝腰への負担が軽減できる。しかも、水圧によってほどよい圧を受けながら筋力トレーニングが可能だ。なに、心配せずとも海洋特殊部隊の午後の訓練は夜間訓練に変更すればいいだけのことだ。そうすれば人目を気にせず、俺たちだけでトレーニングに集中できる」


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