異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~
騎士食堂で昼食を取った後、私は午後の鍛錬開始までの休憩時間に、アイーダの部屋を訪ねていた。
昼食にも同席していたアイーダをあえてひとりで訪ねていく目的は、ズバリ水着の相談だ。ちゃんと 現物を見た上での意見が聞きたかったから、いったん部屋に戻って運動着にしているワンピースの下の肌着を水着に着替えて、準備も万端に整えていた。
ちなみにアイーダは、この水着の存在を知らない。それというのも、私がこの水着を誂えた日はたまたま非番で不在にしていたし、プライベートビーチへの静養中はアイーダもまた長期休暇で、実家に里帰りをしていたのだ。
……アイーダ、これを見たらなんて言うかなぁ。
アイーダの部屋の前、開け放されていた扉をノックして声をかける。
「アイーダ、いる……?」
アイーダの部屋は、騎士宿舎の空き状況の兼ね合いで、私が居候するライの部屋とは別棟にある。
初日に、ライが同棟の騎士を一名追い出して、無理矢理部屋を空けようとしてくれたのだが、さすがにそれには待ったをかけた。ライが直接私の監視役につくなら、アイーダが私の行動に四六時中目を光らせなくとも済むし、なにより慣れ親しんだ自室を追い出される騎士も気の毒だと思った。