異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~
もちろん、身近な誰かが悩んだ様子でいれば心配もするし、その解決に協力したいとも思う。だけど今回の一件は、リィが勇み足で先走り、ライに報告を上げてしまったふうにも感じられた。
「ところでマリーナはリィ・ヴァーウンドと親しいのか?」
「え?」
「いや、ファーストネームでリィと呼んでいたから」
唐突な質問にキョトンとして見上げる私に、ライは少し焦ったような様子で早口に告げた。
「いえいえ、全然親しいってわけじゃ……ふふふ。だけど彼、私のことをキュートだなんて言うんですよ? もしかして彼、視力でも悪いのかもしれません。だけど私、そんなことを言われたのって初めてで、ちょっと驚いちゃいました」
な、なにっ!?
その瞬間、ライが眉間の皺に加え、こめかみにブワッと青筋を浮かべた。しかもその肩が心なしか、わなわなと小刻みに震えている。
「マリーナ、君の魅力はそんな軽い言葉で言い表せるものではない」
え? 私を見つめるブルーの瞳が、陽光を受けて輝く。その透き通る美しさに魅せられて、目が逸らせない。