異世界平和はどうやら私の体重がカギのようです~転生王女のゆるゆる減量計画!~
前世もそうだった。ほとんど 食べていなかった 茉里奈の最期は、あまりにも呆気なかった。 ガリッガリにやせ細った茉里奈は、ちょこっと風邪気味かなって思っていたら、本当にあれよあれよという間に症状が重篤化した。そのまま枯れ枝が折れるみたいにポキッと、あまりにも呆気なくその人生を終えてしまった。
少なくともマリーナの体形なら、絶対にああはなっていない。
「……うん。いっぱい食べたいのは、やっぱりどうしたって譲れないよ!」
私はちょっとの罪悪感を振りきって、クローゼットの扉を引き開けた。
「……え? 嘘っ!? なんでっ!? お、お菓子がないよーーっ!!」
私の悲痛な叫びが、自室のみならず、王宮中に響き渡った。
前言撤回。私の「食べたい」って気持ちの強さを、アイーダはわかっていた。
「や、やられた……。なんでわかったんだろう?」
お菓子を奪われた私は、へなへなと力なく寝台に向かう。
……うぅぅううっ。