墜落的トキシック
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休みが明けると、終業式。
一学期に学校に来るのは今日が最後だ。
……それは委員会を除けば、の話で結局この夏は何かと学校に来ることになるんだろうな。
でも、とりあえず明日からは夏休みかあ、なんてぼんやり考えながら登校して教室へ向かう。
それはいつもと何ら変わりない朝、のはずだったのだけど。
「……?」
今日はやけに視線を感じる。
廊下を歩く私を、女の子たちがまじまじと見つめている。さらには、ひそひそ話をしているようにも見えて。
全く心当たりがないために、眉をひそめた。
ざわざわして、落ち着かない。
「おはよ、花乃」
「おはよう。今日、なんでこんなに騒がしいの?」
教室に入るなり、声をかけてきた麻美に首を傾げると、彼女は呆れたように息をついた。
「あんた、本当に何の自覚もないんだね」
「どういうこと……?」
「決まってんでしょうが。佐和くんよ、佐和くん」
麻美の口から突然侑吏くんの名前が飛び出して、ますます訝しげな顔をすると。
「花乃、佐和くんと夏祭り行ったんでしょ」
「え?……うん、そうだけど」
なんで知っているんだろう、ときょとんとする。
麻美には、まだその話はしていないはずだ。
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休みが明けると、終業式。
一学期に学校に来るのは今日が最後だ。
……それは委員会を除けば、の話で結局この夏は何かと学校に来ることになるんだろうな。
でも、とりあえず明日からは夏休みかあ、なんてぼんやり考えながら登校して教室へ向かう。
それはいつもと何ら変わりない朝、のはずだったのだけど。
「……?」
今日はやけに視線を感じる。
廊下を歩く私を、女の子たちがまじまじと見つめている。さらには、ひそひそ話をしているようにも見えて。
全く心当たりがないために、眉をひそめた。
ざわざわして、落ち着かない。
「おはよ、花乃」
「おはよう。今日、なんでこんなに騒がしいの?」
教室に入るなり、声をかけてきた麻美に首を傾げると、彼女は呆れたように息をついた。
「あんた、本当に何の自覚もないんだね」
「どういうこと……?」
「決まってんでしょうが。佐和くんよ、佐和くん」
麻美の口から突然侑吏くんの名前が飛び出して、ますます訝しげな顔をすると。
「花乃、佐和くんと夏祭り行ったんでしょ」
「え?……うん、そうだけど」
なんで知っているんだろう、ときょとんとする。
麻美には、まだその話はしていないはずだ。