スパークリング・ハニー


タチの悪い冗談だ。
一瞬でもどきんとしてしまったのが悔しくて、むむ、と頬をふくらませる。


「そういえば、さ」

「うん?」



男の子たちに囲まれていた篠宮くんが隣に戻ってくる。

なんだろう、と首を傾げると。



「瑞沢の誕生日って、かなりもうすぐってことだよな」

「ああ、えっと、うん。そうだね」



8月3日。
さっき、篠宮くんの誕生日を教えてもらうのと引き換えに私の誕生日も教えたんだっけ。


7月末だから、誕生日は目前。
もうすぐ17歳、華のセブンティーンを迎えることになるの。


17ってもっと大人なイメージだったけれど、もう自分がその年齢になるなんてびっくりだ。



「当日は家族で祝ったり?」

「ええと……」



夜は家族でお祝いをしてくれることになっている。
お兄ちゃんがケーキを作ってくれるんだって。

このまえ、どんなのがいい?って聞かれたから、フルーツタルトがいいなあ、と注文しておいた。


夜は家族とだけど、午前中は……と考えたところで。



「昼は、みんなで誕生日会をすることになってるんだよね〜」



背後からひょっこり、口をはさんだのはこもりんだ。



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