無気力なキミの独占欲が甘々すぎる。
わたしの存在に気づいた女の子は驚いた顔をしていて、反対に夏向はなんともないような顔をしていた。
立ち止まったまま、その場に固まってしまい、動けない。
きっと前の2人はわたしの存在に気づいたところで、無視してそのまま歩いて行くと思ったから。
それなのに、なぜか2人の顔がどんどん近くになって、鮮明に見えてくる。
そして、わたしの目の前でピタッと足を止めた。
何を言われるんだろうと考えるひまもなく、夏向の隣にいた女の子がストレートに
「ねー、あんたってさ夏向くんのなんなの?」
わたしに対する態度はかなり強気。
やっぱり最終的に女の恨みってやつは女にくるもんなんだと思い知らされた。
「彼女でもないくせに、彼女ヅラしないでよね。どうせ遊びだけの関係のくせに!」
いろいろと言い返してやりたいことはあるけれど、カッとなって言い返したほうが負けだと冷静な思考が回っている。