無気力なキミの独占欲が甘々すぎる。
わたしに向けて、ヘラヘラした笑顔を向けている
……佑都先輩の姿。
「なんで……いるんですか」
「んー?冬花ちゃんに会いたくなったから?」
「気持ち悪いこと言わないでください」
無視して、そのまま家の中に入ろうとしたら、座っていた佑都先輩が急に立ち上がって、阻止してきた。
「やめて……ください、離してください……っ」
今は正直、誰とも話したくないし、顔も見たくない。
きっと今のままだと、自分の感情を抑えきれないから。
抵抗するわたしを、佑都先輩は優しく包み込むように抱きしめてきた。
「な、なんで……っ」
「いま冬花ちゃんを1人にしたら危なそうだから」
「い、いいから放っといて……っ」
どれだけ力を込めて押し返してもビクともしない。
「放っておけないんだよ。あからさまに何かありましたって顔してんだから」
「っ……」