転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ
「あ、べ、別にたいしたことないのよ、これは。ただ、歩いて帰ってきたら道に迷っちゃって……」

「歩いて帰ってくるってどういうことですか! ヴィオラ様、いったい何が!」

「ごめんね、心配させるつもりじゃなかったんだけど」

 そういえば、お腹が空いていたはずなのに、歩いていた間に空腹感もどこかに行ってしまったみたいだ。

 ヴィオラの様子から受けた衝撃から立ち直ったニイファが、とにかく着替えて落ち着いたほうがいいと、ばたばたと動き始める。

「――本当に、心配させないでください……ヴィオラ様の身に何かあったら、私……」

 浴室に湯を張りに行ったニイファは、ため息まじりに言った。

「ごめんなさい。太陽宮からは、私が先に出たって連絡はなかったのね」

「そんなものはありませんでした。年端もいかないヴィオラ様を、暗い中に放り出すなんて!」

 ニイファに問われるままに、ヴィオラは晩餐会での出来事を話した。

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