私だけの場所。




家に帰れば間宮さんがいて、嬉しくて、背後から抱きつく。そしたら、驚きながらもおかえり。と言ってくれる。




「あのね!間宮さん、学校行事で一泊二日の校外学習があるって言ったでしょ?その班にね、千夏はもちろんだけど……隣の席の立花と永松さんっていう可愛い女の子と、須賀さんっていう男子にきまってね!」



なんて、ソファーに座りながらも話せば間宮さんの眉が少し跳ねる。それを不思議に思ってたら




「立花って、入学式の時に言ってた立花大輝のことか?」



「うん、そうだけど……どうして?」



「…………」




首をかしげたら間宮さんが私の腰を抱き寄せて、抱きしめられる。




「野外活動で俺がいないからって、そいつと浮気すんなよ?」



「……しないよ。私には、間宮さんしか居ないから。……あ、あと千夏も。」



「拓真は?」



「赤羽さんは千夏の彼氏さんでしょ?」




なんて、ほほ笑み会話をしてれば間宮さんの電話がなる。私の頭を撫でてから部屋から出ていく。




「……………」




それから、私は少し早めに夕飯の用意をして、ご飯の時間まで自分の部屋で校外学習に必要なものと買わないといけない物をまとめて後日買い物に行くためにメモを取った。




そして、夕飯の時間になって間宮さんを呼びに部屋を除く。私に気づいた間宮さんがほほ笑み、ソファーから立ち上がり私のところに来る。




「ご飯ですよー。」



「あぁ、分かった。」



部屋の電気を消してリビングに向かう。
料理をテーブルに並べ向かい合って座る。




「あ、今週の土曜日に必要なものを千夏と買いに行ってもいい?」



「今週の土曜日……悪いな……俺と拓真はついていけそうにないが、2人で大丈夫か?」



「うん、大丈夫。近くだし、行きなれてるから迷子になることわないと思うから!」



「そうか?なんかあれば電話してこいよ?」



「うん。」




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