隠れ蓑〜Another story〜
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「莉子ちゃん、どうしたの?今日はお酒があんまり進んでないみたいだけど、、もしかして体調悪かった?」
ぼーっとしていて、飲む手がの止まっていたようで一緒に飲みに来ていた柿本さんに心配させてしまった。
「いいえ、すみません。体調は良好なので心配は無用です。それより、最近のデザイン画、、なんか少しテイスト違いますね。何か心境の変化でもありました?」
「さすが莉子ちゃんっ!相変わらず鋭いね〜。そ!今新作作ってるんだけど、それが周りから評判良くてね。楽しくて仕方ないんだよね、俺。」
子供みたいにキラキラした笑顔を向けてくる柿本さんが羨ましいと思った。
自分で夢を掴み取って、今の仕事をしている柿本さん。
きっとここまで辿り着くのに、色んな葛藤があって、、血の滲むような努力があってこうして笑っているんだと思ったら、、言葉にせずにはいられない。
「、、柿本さんは本当に凄い人ですね。私が知っているだけよりも。だから心から尊敬します。それはそうと、、新作のお披露目はいつになるんですか?柿本さんのブランド〝glitter〟確か最近できた駅ナカに入ってましたよね?新作がお披露目したら連絡下さい。晶帆と店に見に行きますから。」
そう笑顔を向けると、何故か顔を手で覆って視線を外された。
そして暫くそうした後に、ゆっくりとこちらを向いて泣きそうな表情で笑った。