隠れ蓑〜Another story〜
彼のいなくなった部屋は、途端に静まり返って寂しさが一気に押し寄せて来て直ぐに仕事へ行く準備をした。
そして急いで仕事を向かった。
彼のいなくなった部屋に一人でいるのがツラくて、まだ会社にいる方がマシだった。
当然いつも以上に早く会社に着いてしまい、仕方なく休憩所に座ってコーヒーを飲んで時間を潰すことにした。
彼と本当の恋人になって幸せな反面、その反動なのかまた彼と会えるまでの1週間がとてつもなく長く感じてしまって今まで普通に過ごせていた筈の独りの時間が辛い。
ため息ばかりついてしまって俯いていると真美ちゃんの声がして顔を上げた。
「先輩っ!おはようございます。、、最近先輩の様子を見るだけで分かるようになりました。今日みたいに無駄に早い時間から休憩所でコーヒーを飲んでいる時は津川さんが泊まった次の日!、、違います?」
ズバリ言い当てられせ、焦ったように声を上げた。
「えっ!?なんでわかったの?!?!真美ちゃんってエスパー?!?!」
「違いますよ。だって先輩わかりやすいんですもん。、、津川さんが恋しくて寂しくなっちゃったでしょ。それだけ津川さんに愛された証拠なんでしょうけど。」