隠れ蓑〜Another story〜


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「皆さんお揃いで。外回りお疲れ様。」

「お疲れ様でした。」





営業の男性陣が外回りから一斉に帰って、労いの言葉を掛ける。

その中に愛しい姿を見つけ、つい頬が緩む。




最近は圭が忙しくて、あまり会えていなかった事もあり声がトーンが上がる。




「お、芹香お疲れ〜。西村ちゃんも。2人とも相変わらず美人だな。やっぱ目の保養になるよな。受付が2人になってから取引先のお客様がうちで打ち合わせしたいっていう人多くて困るわ。しかも紹介しろって煩くて。ちなみに芹香は今、彼氏とかいんの?」

「は?いる訳ないじゃん。てか恋人とか要らないから私。」

「お前、相変わらずだな。折角美人なのに勿体ないよなー。本気出せば、誰だって落とせるだろ?」






同期の奴にそんな事を言われて、咄嗟に嘘をついた。

恋人が要らないなんてそんなの嘘だ。




会話がなくても、一目見れただけでこんなに舞い上がってしまうほど彼が本気で好き。


でも本気を出した所で、落とせる相手なんかじゃないから、、、。





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