隠れ蓑〜Another story〜
「、、煩いやつでごめん。飲み物は何にする?アルコールもあるけど。」
「いえ、ソフトドリンクでお願いします。私は電車かバスで帰りますので、私の事は気にされずに津川さんは飲まれて下さい。」
「いや、俺も飲まないよ。最初から飲むつもりなかったから。それより、、ずっと気になってたんだけど、その〝津川さん〟って呼び方変えて?俺らはあくまでも〝恋人〟なんだから苗字呼びは可笑しいだろ。それと敬語も。イマイチ恋人同士になりきれてないだろ、俺ら。」
「き、急には無理ですよっ!!それに津川さんは年上ですから敬語になるのは当然かと思います。」
「いや、普通付き合ってるなら歳が違ってもタメ語だと思うけど。、、そういう所が疑われる原因でもあると思うけど?俺だけ名前呼びも変だと思うし。これを機に呼び方変えて?あと敬語を辞めて。何も業務中じゃないんだからさ。ほらっ、、今から練習な?」
「練習ですか?!?!」
「今から苗字呼び、もしくは敬語で会話したらペナルティーね!はい、スタート。」
有無言わせず決まってしまった新しいルールに戸惑いながらも声を上げる。