隠れ蓑〜Another story〜
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「あのっ、、!西村さんっ!!!入社した時からずっと好きでした!!!俺と付き合って下さいっ!!!!」
一日を終え、受付を片付けていると真美ちゃんと同じ歳くらいの男の子が顔を真っ赤にしながら受付で声を上げた。
彼と〝偽りの恋人〟になって随分とこういう場面は減って来たが全く無くなった訳ではない。
「ご、ごめんなさい。私付き合ってる方がいるんです。だから、、。」
「それって営業の津川さんですよね?!噂で聞きましたがあの人!凄い浮気癖があるらしいじゃないですかっ!!!そんな男、純粋な西村さんには合わないですっ!!全然釣り合ってないっ!!!!」
実際、付き合っている訳じゃないのに〝釣り合っていない〟という言葉に胸が締め付けられる。
そんなの貴方に言われなくても、自分が1番わかってる。
私にそんな資格さえないのに〝釣り合っていない〟と言われて傷ついてる。
いつのまにか、、、私の中の彼に抱く感情も変化している。
彼の隣が似合う女性になりたいと願うようになってしまった。