捕まえました。
彼の胸の音が聞こえる。

その音と、私の呼吸と、気持ちを穏やかにさせてくれる。

「フフッ… めっちゃ嗅いでますね」

「ッ!?」

思わず埋めていた顔をバッと離した。

リラックスし過ぎて息が荒かっただろうか。
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