剛力家の三兄弟
今日も真奈美は、いつもの様に事務所の掃除をしていた。
「どうにか出来ないもんですかね?」
「なにを?」読んでる本から目を離さず、言葉だけを向ける明憲。
「何をって雅人君の事ですよ!」
「まぁ、親がなんとかするでしょ?」
「まるで他人事ですね!」
「他人事だからね?」
「それでも、弁護士ですか?」
「そう。俺は弁護士で、依頼がない限り動かない。それに金の入らない仕事はしない。以上!」
何が以上よ!
もうこの話はするなって事?
ホント、冷たい男!
あの二人もそうよ!
情というものはないの!