剛力家の三兄弟

「もしもし、憲剛さん?」
『なんだ、お前か?なんの様だ?』

なんだって…
悪かったわね?私で!

「大変なんです!今、お遣いの帰りに雅人君を見かけて、雅人君の後をつけてる男が居て…」
『その男が何かしたのか?』

何かした…?
今のところは…歩いてるだけ?

「あ…いえ、ただ後ろを歩いてるだけで…」
『じゃ、なんも大変じゃねぇだろ?』

そっか!
ただ、後ろを歩いてるだけか?
でも…

「だってなにか起きてからじゃ・・」
『こっちは忙しいんだ!事件が起きてから電話してこい!』と言って切られてしまった。

はぁぁー!?
事件が起きてからだぁ??
事件が起きてからじゃ遅いでしょーが!
クズデカ!
あんたなんかにはもう頼まない!
バカ!!

私の気のせいなら良い。
でも、ちがったら…
なにも起きません様に…
祈りながら、スマホを握りしめ、そのまま後をつける事にした。

勿論、おつかいに出たまま帰らないと、明憲が心配してはいけないと思い、真奈美は、詳細を明憲へ随時LINE連絡してた。




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