先生-美海-
いつもの事だ
私には父親がいない
物心がついた頃にはもういなかった

母は女手一つで私をそだてているその為
仕事のせいで家に居ることがほとんど無く


私が学校に行った後に帰ってきて


私が家につく頃には仕事にいく


すれ違いの毎日が続いていて母と顔を合わせる事なんて月に数えるくらいしかない


私はシャワーを浴びて
自分の部屋のベッドで横になるうちに
寝てしまった
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