先生-美海-
私は公園で友達と遊んでいる。

砂場でトンネルをつくっていた。


夢中になって遊んでいるうちに辺りは暗くなって行った


もう夕方だ。


「あっ!ママだ!」


一人の男の子が叫んだ


母親が向かえにきて次々に友達が帰って行く


「美海ちゃんバイバイ」


ついに一人になった私は
母の迎えを待った


夕方の公園に一人でベンチに座って


待っていた


「美海」


その声に振り向くと一人の男性が立っていた


「パパ…?」



私は嬉しくてその男性に飛び付こうとしたが


走っても走っても届かない
それどころか
男性は離れていってしまう

「パパ待って!!美海を置いていかないで!!待ってよ!!」



力いっぱい叫んだがとうとう男性の姿がみえなくなってしまった
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