君との恋愛物語~私の溺愛彼氏~
そして

「ごめん紗奈っ」
一生懸命、私に謝る翔先輩。

「ほんと…なの…??二股って……」
私の質問に、少し間をおき頷く先輩。


「前の彼女となかなか切れなくてさ。
言い訳だけどな。でも紗奈が好きなことは
本当なんだ。それは信じてほしい。その子とちゃんと別れるつもりでいたら
今に至るっつていうかさ……」

先輩、彼女とは別れるつもりでいたんだ………

「そっか…」

「紗奈の事、めちゃくちゃ傷つけたって
わかってる。けど……俺のわがままだけど
紗奈と別れたくない。」

翔先輩はそう言って、私を真剣な眼差しでみる。


「先輩…」

そして、キュッと私を抱きしめる。

「すぐに返事しなくてもいいから…。
好きなんだ紗奈…。
あいつとはすぐ別れる。だからさ…」

二股かけられてたのに
迷ってる私がいる。

許してもいいって思ってる私がいる…
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