君との恋愛物語~私の溺愛彼氏~
ドキドキとする鼓動。

「悠っ···」

嘘でしょ·?
本当に悠斗がいるなんて思わなかった。

「紗奈··っ。やっと会えた···」
震える悠斗の声。

ふと私の涙腺は緩み··
「悠斗っ··どうしてっ···」

聞きたいことがいっぱいある。
けれどそれよりも
悠斗に会えた事がすごく、すごく嬉しい。


「紗奈痩せたな。ごめんな、遅くなって··」
「悠斗っ···」

「なぁ紗奈。時間ないから俺の話しちゃんと聞いて?紗奈のこと··このまま助けたいけど、それじゃあまた功がなにするかわかんねぇ。··めちゃくちゃ怖いかもしれないけどさ。紗奈は1度あいつんとこ戻って。」

「えっ?どうして··」

「焦んなくていいから。紗奈、おもいっきり助けてって··あいつの傍で叫んで逃げて。周りに人居るし、できるだけ人目に触れたほうがいいから。」

そんなことしたら
功くんは··

怖くて
震え出す私の身体。
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