君との恋愛物語~私の溺愛彼氏~
紗奈side


私はそれから
タイミングをみてさっき悠斗に言われた事を実行しようとした。


正直怖い。
上手くいくのかなっとか
功くんに何かされるんじゃないかって
すごく怖かった。


「なぁ紗奈ー、もう帰らねぇ?俺疲れんだけど」
「あっ···。私、もうちょっと見たいな··」

ドクドクとする鼓動。
「紗奈、俺今疲れたって」

今しかない···

「は··離してっ。もう嫌っ」
震える私の声。

「はっ?何言ってんだよ、帰るぞ」
功くんは強く私の腕を掴み
私を連れ出そうとする。



負けちゃだめっ····
大丈夫

悠斗がいる···
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