君との恋愛物語~私の溺愛彼氏~
「紗奈?」

名前を呼ぶと
“なんでもない”

とベッドへ行こうとする紗奈。


紗奈をみたら分かる。
何か言いたいことぐらい。


俺はそんな紗奈を抱きしめ、
「なぁ··今、何伝えようとしたの?」

って紗奈に聞いた。


紗奈は震える声で
“もっと触れて欲しい”

って呟いた。

その言葉を聞いた瞬間
キュと胸が苦しくなった。


まだ辛いはずなのに
俺に触れて欲しいって
思ってくれたのか···?


やばい··
めちゃくちゃ嬉しいんだけど。
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