君との恋愛物語~私の溺愛彼氏~
数時間後ー···


俺の隣で
疲れ果ててぐっすりと眠る紗奈。


顔にかかる紗奈の髪に触れると
ふと幸せそうに笑う紗奈。
その姿にもまた
ドキっとする。



紗奈の様子をみながら
ゆっくりしたつもりだけど
途中途中、ビクっと
身体が少し震えてた。

それでも
“やめないで”
って紗奈は俺に何度も呟いた。


紗奈がどれだけあいつから
無理やりされてきたかは
わかんねぇけど··。

紗奈を見たら分かる。


そのつらさを
必死で忘れたいって思ってることも。


「紗奈···」
眠る紗奈にそっとキスをした。


嫌なこと全部忘れさせてやりたいけど。
忘れるために紗奈に無理はして欲しくは
ないんだよな··
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