君との恋愛物語~私の溺愛彼氏~
ダンボールが積み上がった新居のリビング。
まだひんやりとして
新しめの慣れない部屋の空気と匂い。


「やっと荷物運び終わったね··」
紗奈は息をつきながら笑う。

「な?思ってたより荷物多かっただろ」
「悠斗の服が多いの!」
「え、俺のせい!? 紗奈も雑貨めっちゃ持ってきてんだろ」
そんな会話もまた楽しかったりした。


軽く昼飯を食べた後、
俺と紗奈は
家の近くのホームセンターへと買い物にきた。

「ねぇ、カーテンは白にする?それとも青とかその辺?」
「うーん、白の方が落ち着くだろ。紗奈はどっちがいい?」
「青··かなぁ?」
「ん、じゃあそうするか」
「うん!」

色々家具とかを見てまわる紗奈は
楽しそうに笑う。

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