無愛想な同期の甘やかな恋情
「え?」
「ああ、いや……。冴島さん、この間もジェラートの差し入れ持ってきてくれたし。そう毎回気にしなくていいんだよ」
彼は、片目を瞑って口元に手を当てながら、肩を揺らしてクックッと笑う。
「まあ、歩武の胃袋ゲットのつもりだったら、今度手作り弁当でも差し入れてやったら?」
「お弁当……穂高君って、好きな食べ物なんなんですかね。……っ、胃袋? えっ!?」
私、あまり家でお料理しないけど、と考えながら返したものの、『胃袋ゲット』という言葉に引っかかった。
間中さんに、妙な勘違いをされているのに気付き、私はギョッとして目を剥いた。
と、その時。
「冴島に俺を餌付けさせようとするの、やめてくださいよ。間中さん」
間中さんの後ろから、ちょっと呆れたような声が聞こえた。
彼が「え?」と振り返った先に、白衣姿の穂高君が腕組みをして立っているのが見える。
「ほっ、穂高く……!」
今の会話を聞かれていたことに変な動揺をして、私の声は上擦ってしまった。
彼は、私の挙動は特に気にした様子もなく、間中さんにちらりと目を向ける。
「それに、この時期、手作り弁当って真剣に遠慮したいかも」
「あ~流行りだね、食中毒」
「ああ、いや……。冴島さん、この間もジェラートの差し入れ持ってきてくれたし。そう毎回気にしなくていいんだよ」
彼は、片目を瞑って口元に手を当てながら、肩を揺らしてクックッと笑う。
「まあ、歩武の胃袋ゲットのつもりだったら、今度手作り弁当でも差し入れてやったら?」
「お弁当……穂高君って、好きな食べ物なんなんですかね。……っ、胃袋? えっ!?」
私、あまり家でお料理しないけど、と考えながら返したものの、『胃袋ゲット』という言葉に引っかかった。
間中さんに、妙な勘違いをされているのに気付き、私はギョッとして目を剥いた。
と、その時。
「冴島に俺を餌付けさせようとするの、やめてくださいよ。間中さん」
間中さんの後ろから、ちょっと呆れたような声が聞こえた。
彼が「え?」と振り返った先に、白衣姿の穂高君が腕組みをして立っているのが見える。
「ほっ、穂高く……!」
今の会話を聞かれていたことに変な動揺をして、私の声は上擦ってしまった。
彼は、私の挙動は特に気にした様子もなく、間中さんにちらりと目を向ける。
「それに、この時期、手作り弁当って真剣に遠慮したいかも」
「あ~流行りだね、食中毒」