無愛想な同期の甘やかな恋情
二人はサラッと言葉を交わすけど、私の手作り弁当が有害認定された気分になり、私はむうっと唇を尖らせた。
その気配を察したのか、間中さんが「あ」と口を手で隠して呟く。
「え~と……冴島さんの手作りが危険ってわけじゃなくてね」
よくわからないフォローをしてくれるけど、私は意味もなく胸を反らして腰に両手を当てた。
「冬になったら、絶対差し入れます。手作り弁当! お二人に!」
「……余計な見栄、張らなくていいのに」
穂高君が、完全に呆れた顔をしてボソッと口を挟む。
間に立つ格好の間中さんは、面白そうに笑い出した。
「じゃあ、俺は楽しみにしておこうかな。……って、まあそれは置いといて。歩武、お前が呼び出したんだろ? 冴島さん」
「あ、はい」
話題を変える間中さんに、穂高君も短く頷いた。
「仕事帰りに悪いけど、冴島、こっち」
穂高君は白衣のポケットに両手を突っ込んで、私を目線で促す。
「う、うん」
彼にはそう答え、私は間中さんにペコッと頭を下げた。
「冴島さん。今度俺の試作品も、試してくれない? 意見欲しいな」
別れ際にそう声をかけてもらい、私は単純に浮かれながら、「はい、ぜひ!」と笑顔を返した。
その気配を察したのか、間中さんが「あ」と口を手で隠して呟く。
「え~と……冴島さんの手作りが危険ってわけじゃなくてね」
よくわからないフォローをしてくれるけど、私は意味もなく胸を反らして腰に両手を当てた。
「冬になったら、絶対差し入れます。手作り弁当! お二人に!」
「……余計な見栄、張らなくていいのに」
穂高君が、完全に呆れた顔をしてボソッと口を挟む。
間に立つ格好の間中さんは、面白そうに笑い出した。
「じゃあ、俺は楽しみにしておこうかな。……って、まあそれは置いといて。歩武、お前が呼び出したんだろ? 冴島さん」
「あ、はい」
話題を変える間中さんに、穂高君も短く頷いた。
「仕事帰りに悪いけど、冴島、こっち」
穂高君は白衣のポケットに両手を突っ込んで、私を目線で促す。
「う、うん」
彼にはそう答え、私は間中さんにペコッと頭を下げた。
「冴島さん。今度俺の試作品も、試してくれない? 意見欲しいな」
別れ際にそう声をかけてもらい、私は単純に浮かれながら、「はい、ぜひ!」と笑顔を返した。