一目惚れの彼女は人の妻
「俊君ってね、お仕事のスキルも高そうだけど、あっちのスキルも高いのよ。感心しちゃったわ」
「あんた、彼と寝たの?」
「へ?」
加奈子が突然、変な事を言うから、私まで変な声を出しちゃった。一瞬、そんなシーンを想像しちゃったし。
「冗談よ。でも、”あっちのスキル”なんて言い方したら、普通はそう思われちゃうよ?」
「そうか。ごめん。俊君のスキル高めはね、痴漢の事なの」
「あんたさ、澄ました顔で言うけど、それもかなり異常な話だよ。まさか、また胸を触れたとか?」
「そのまさかなのよ」
「嘘だあ。打ち合わせって、他にも人がいたんでしょ?」
「うん。名刺を交換する時……」
私は名刺を交換する時、俊君に手を握られ、次の瞬間には胸を触れた事実を、有りのまま詳しく加奈子に説明した、のだけど……
「偶然でしょ?」
と加奈子に言われてしまった。
「そんな事ない。だったら、ホームセンターのも偶然? 偶然が2回も続く? 確率低いと思うよ?」
「それもそうね。偶然を装って触ったとしたら、確かにスキル高いわね?」
「でしょ?」
「どうでもいいけど、あんた触られても気にしてないみたいね? むしろ嬉しそうに見えるんだけど?」
確かに気にはしてないけど、嬉しいのかな。ん……嬉しいのかもしれない。だって、私は俊君の事が好きだから、仕方ないと思う。
「でも、解るわ。あたしもあんな子になら、触れたいかも」
と加奈子が言うのを聞き、私はまた嫌な気持ちになってしまった。加奈子に限らず、俊君には、私以外の女に触ってほしくないと、強く思った。身勝手な嫉妬と解りつつも。
「あんた、彼と寝たの?」
「へ?」
加奈子が突然、変な事を言うから、私まで変な声を出しちゃった。一瞬、そんなシーンを想像しちゃったし。
「冗談よ。でも、”あっちのスキル”なんて言い方したら、普通はそう思われちゃうよ?」
「そうか。ごめん。俊君のスキル高めはね、痴漢の事なの」
「あんたさ、澄ました顔で言うけど、それもかなり異常な話だよ。まさか、また胸を触れたとか?」
「そのまさかなのよ」
「嘘だあ。打ち合わせって、他にも人がいたんでしょ?」
「うん。名刺を交換する時……」
私は名刺を交換する時、俊君に手を握られ、次の瞬間には胸を触れた事実を、有りのまま詳しく加奈子に説明した、のだけど……
「偶然でしょ?」
と加奈子に言われてしまった。
「そんな事ない。だったら、ホームセンターのも偶然? 偶然が2回も続く? 確率低いと思うよ?」
「それもそうね。偶然を装って触ったとしたら、確かにスキル高いわね?」
「でしょ?」
「どうでもいいけど、あんた触られても気にしてないみたいね? むしろ嬉しそうに見えるんだけど?」
確かに気にはしてないけど、嬉しいのかな。ん……嬉しいのかもしれない。だって、私は俊君の事が好きだから、仕方ないと思う。
「でも、解るわ。あたしもあんな子になら、触れたいかも」
と加奈子が言うのを聞き、私はまた嫌な気持ちになってしまった。加奈子に限らず、俊君には、私以外の女に触ってほしくないと、強く思った。身勝手な嫉妬と解りつつも。