あなたのこと、好きだけど。

気持ち悪くなってしまうから。


「おえっ…」


すぐに近くにあったゴミ箱に手紙を捨てた。


すぐに、内履きにはきかえ、私は教室に向かった。


玄関を進んで少しすると階段がある。その階段を2階まで上って左に。そして3つ目のクラスが私のクラス。


2年4組。


教室に入るとすぐに、私の周りに人だかりが出来た。


「夢香ちゃん!!喧嘩?大丈夫?」

心配しているように見せかけて、本当はただ知りたいだけ。

人間ってそういう生き物だから。


私の席は窓側の2番目。

自分の席に向かい、椅子を引いて座ろうとした時、友達が話しかけてきた。

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