星と太陽に魔法の歌を
僕たちが修行を始めてもう三日目。今日は帰りの日だ。その日の夕方、荷物を持った僕たちは帰る前に美影の祖母の家に寄っていた。
「おばあちゃん。またね」
美影が微笑むと、美影の祖母は「みーくんたち、また遊びにおいで」と微笑んだ。
「もちろん、遊びに来ますよ。僕たち、この町好きだから」
僕が微笑むと、美影と千晴は同時に大きくうなずいた。美影の祖母は、満足そうにうなずく。
僕たちは美影の祖母に手を振ると、美影の祖母に背を向けて歩き始めた。
まだまだ僕たちの夏休みは始まったばかりだ!