恋する耳たぶ
お布団の中であおむけのままながら、ビシッと背筋まで伸ばしてしまう。
「コーヒー淹れたから、朝ごはんにしない?」
1泊無料、朝食付き……
匡さん、素晴らしすぎます……
借り物のスウェット姿で寝室のドアを出ると、匡さんはちょっと驚いたように、一瞬、私を見つめると、慌てた感じでバスルームへと消えて行った。
戻ってきた匡さんの手には、プラスチックのカゴ。
「これ、洗濯、終わってたから」
カゴごと渡されたのを受け取って、中身を思い出した私。
「あ……」
着替えなんか用意してなかった急なお泊りだったから、着ていたものを全て洗濯させてもらって。
乾燥させながら、おしゃべりしている間に眠くなってしまって、そのまま……
ぼぼぼ、と音がするくらいの勢いで赤くなっていくのを自分でも認識しながら、洗濯カゴに視線を落とす。
……下着はちゃんと見えないようにしてくれている。
「……あっ、直接、触れてはいないから!」