ノンフィクションにご注意を
巌さんの名字が許斐君と同じだと判明し、脳内のバラバラだったパズルのピースがカチリと完成する。


“巌さんは、許斐君の父親”


“許斐君は、巌さんの息子”


出来上がった2つのパズルのインパクトが凄過ぎて、私は絶叫しながらへたりこんでしまう。


「溝渕、大丈夫か!?」


許斐君が慌てて駆け寄ってくれたが、全くリアクションが出来なかった。


「なっ、なぁ親父!!一体どういう事だ!?オレまだ状況が把握出来てないんだけどっ!!」


「………そうだな。ちゃんと順番に説明した方がいいな。とりあえず皆が座ってから、ゆっくり話そう」
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