ノンフィクションにご注意を
後で何か読ませて貰おうとららの本棚をチラ見しつつ言うと、暁深とららが3人で囲んでいた丸テーブルから上半身を乗り出して来た。


ワワッ!ららのお母さんが淹れてくれた紅茶がこぼれるっ!


「なっ、何それ!なんで摩友子とおばさんが許斐君の家に!?」


「私達2人共再婚には賛成なんだ。でもすぐに入籍するワケじゃなくて、とりあえず暫く4人で暮らして、生活基盤を整えようって」


この事は昨日、私達溝渕母子と許斐父子が食事中に皆で話し合い、決定した。


確かに巌さんはお母さんにプロポーズしたし私と許斐君もクラスメイトだけど、さぁ入籍だぁ!
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