幼なじみの優しい彼 2
「えっとね、お皿はなるべく割らないように気をつけるのよ」

「はい」

「それから、メニューも間違えないように。紛らわしいものが多いから気をつけて」

「はい」

「えっとね、それから」


「おーい、そこ、イチャついてないで仕事しろー」

太一くんが、ヒャハハと笑って厨房から嬉しそうに顔を出す。

「海、うまくいったか?」

ニヤニヤする太一君と楽しそうに、ハイタッチする海。

「うん、うまくいった」

男の子達2人はいたずらっ子のような顔で、私に目をやり、プッと吹き出した。

はあ?くっだらない、2人して。

ふー、全くなんなんだろ。男の子って子供みたいだ。

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