私信・かつての友へ・
家族写真の添えられた年賀状。

三が日を過ぎてから目にした変わらない笑顔。

大好きなかつての友。

返信をしなくてごめんなさい。

悩んで悩んで悩んだ結果、なのです。

私が精神疾患になり10年以上が過ぎました。

鬱になり愚痴ばかりになっていった電話とメール。

あなたはどう思っていたのでしょう。

帰省することもなくなり年賀状だけの繋がり。

「またいつか会いたいね」

その言葉が消えたのはいつからだったでしょう。

帰りたくても帰れない理由をあなたに話した事があったでしょうか。

私にとって高校の記憶には幸せしかなくあなたは一番大切な親友でした。

それ以前の私はいじめられっ子で夜は恐怖で眠れず朝が来る事に絶望を感じる日々でした。

苛めの理由のは今でも分からないまま。

あなたを含めた人に恵まれ幸せだった時間の間も心に生まれた闇はずっと私の中にあったのです。

闇と歪み。

もし、どこかで会ってしまったら私は自分がどうなってしまうか分からないのです。

生き残った後の日々は虚しさしかなく、最後に心から笑ったのはいつだったか思い出せない。

入退院を繰り返し薬を飲みながら死ねない程度に生きている。

高校の頃とは全く違う、現在の私。

繋がりをもっていてもいいのか。

考えても答えはでなくて。

今でもあなたが好きだから、幸せでいてほしいから、どうか私を忘れてください。

明日は2月25日、なんの日か覚えていますか?

卒業式です。

あれから遠い場所に来てしまったものですね。

かつての友へ、今までありがとう。

あなたに会えて良かったです。













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