魔法の鍵と隻眼の姫
その後は悪戯な声が聞こえてもメリルとトットが阻止してくれたお陰で順調に進む事が出来た。
山の上がモリスデンのいる居城なので段々と上り坂がきつくなっていく。
「大丈夫か?」
「え、ええ…」
険しくなる山道をラミンに引っ張られながら登るミレイアは大分バテ気味で足手まといにはならないようにと何とか足を動かしていた。
「少し休もうか?」
国王が気を利かせ言ってみるもミレイアは横に首を振った。
「大丈夫です。このまま先を急ぎましょう」
「ですが…」
キースがミレイアを止めようと言葉を発したが国王が手を出しキースを制した。
無理しているのはわかったがミレイアの意志を尊重して国王はキースに首を振り何も言わなかった。
「ミレイアちゃん!もう少しさ!頑張るのさ!」
ノニがミレイアの前に来て一生懸命励ましてくれるからミレイアはうんと笑顔で頷いた。
そんなミレイアを横目にラミンは笑みを浮かべ握る手に力を込めた。
「段々と霧が晴れてきましたね」
キースの声で下ばかり見ていたミレイアが上を向くと薄い霧の間から荘厳な灰色の城が見えてきた。
「あれが通称、霧の城です」
ヴァルミラが住んでいた、今はモリスデンの居城。
気付けば城の上の空は黒い雲に覆われ雲間も見当たらない。
果てしなく広がる雲は急激に広がり続けていた。
「雲がこんなに…」
渦巻く雲を見ているとメリルとトットが目の前に飛んできた。
「もうここまで来れば悪さするやつはいないさ!俺達はここまで。後はノニに付いて行って」
「ありがとう、メリル、トット」
荒い息の中にこりと笑いミレイアがお礼を言うとメリルとトットは顔を赤らめもじもじとしだした。
「さっきはかばってくれてありがと!」
「救世主さま、無事に帰ってくるの祈ってるからさ!」
そう言うと二人はミレイアの両頬にチュッとキスをした。
目を丸くしたミレイアはメリルとトットを目で追うと、手を振って飛んでいく二人にミレイアも手を振って見送った。
「ミレイアちゃんにキスなんかして!メリルめ後でとっちめてやるんだからさ!」
プンプン怒ってるノニをミレイアは不思議に思った。
「なぜメリルだけ怒ってるの?…あ、もしかしてノニはメリルのこと…うううっ」
ミレイアが閃いて言おうとしたらノニに口を抑えられて最後まで言えなかった。
「いっちゃダメ!何でもないさ!」
顔を真っ赤にして必死なノニだったか皆にもうバレバレだった。
ノニをそっと掴み掌に乗せたミレイアは目の前に立たせ手をかざし耳打ちするように小さな声を出す。
「わかったわ、もう言わない。その代わり全て終わって帰って来たら二人で女子トークしよ?」
にっこり笑うミレイアに落ち着いたノニは赤い顔のままこくりと頷いた。
山の上がモリスデンのいる居城なので段々と上り坂がきつくなっていく。
「大丈夫か?」
「え、ええ…」
険しくなる山道をラミンに引っ張られながら登るミレイアは大分バテ気味で足手まといにはならないようにと何とか足を動かしていた。
「少し休もうか?」
国王が気を利かせ言ってみるもミレイアは横に首を振った。
「大丈夫です。このまま先を急ぎましょう」
「ですが…」
キースがミレイアを止めようと言葉を発したが国王が手を出しキースを制した。
無理しているのはわかったがミレイアの意志を尊重して国王はキースに首を振り何も言わなかった。
「ミレイアちゃん!もう少しさ!頑張るのさ!」
ノニがミレイアの前に来て一生懸命励ましてくれるからミレイアはうんと笑顔で頷いた。
そんなミレイアを横目にラミンは笑みを浮かべ握る手に力を込めた。
「段々と霧が晴れてきましたね」
キースの声で下ばかり見ていたミレイアが上を向くと薄い霧の間から荘厳な灰色の城が見えてきた。
「あれが通称、霧の城です」
ヴァルミラが住んでいた、今はモリスデンの居城。
気付けば城の上の空は黒い雲に覆われ雲間も見当たらない。
果てしなく広がる雲は急激に広がり続けていた。
「雲がこんなに…」
渦巻く雲を見ているとメリルとトットが目の前に飛んできた。
「もうここまで来れば悪さするやつはいないさ!俺達はここまで。後はノニに付いて行って」
「ありがとう、メリル、トット」
荒い息の中にこりと笑いミレイアがお礼を言うとメリルとトットは顔を赤らめもじもじとしだした。
「さっきはかばってくれてありがと!」
「救世主さま、無事に帰ってくるの祈ってるからさ!」
そう言うと二人はミレイアの両頬にチュッとキスをした。
目を丸くしたミレイアはメリルとトットを目で追うと、手を振って飛んでいく二人にミレイアも手を振って見送った。
「ミレイアちゃんにキスなんかして!メリルめ後でとっちめてやるんだからさ!」
プンプン怒ってるノニをミレイアは不思議に思った。
「なぜメリルだけ怒ってるの?…あ、もしかしてノニはメリルのこと…うううっ」
ミレイアが閃いて言おうとしたらノニに口を抑えられて最後まで言えなかった。
「いっちゃダメ!何でもないさ!」
顔を真っ赤にして必死なノニだったか皆にもうバレバレだった。
ノニをそっと掴み掌に乗せたミレイアは目の前に立たせ手をかざし耳打ちするように小さな声を出す。
「わかったわ、もう言わない。その代わり全て終わって帰って来たら二人で女子トークしよ?」
にっこり笑うミレイアに落ち着いたノニは赤い顔のままこくりと頷いた。