氷のような彼は陽だまりのように暖かい
「村瀬 由菜(むらせ ゆな)です。」
「由菜か、可愛らしい名前だな。」
「あ、ありがとうございますっ//」
男の人に名前を呼びなれていないからか、眞田さんに呼ばれた瞬間一気に体温が上がった気がする。
「俺のことは薫でいいからな。」
「か、おるさん…///」
なんだこの恥ずかしいような心がむず痒くなるような感覚は。
たかだか名前を呼ぶだけでこんなに恥ずかしいなんて。
「さんはいらないんだけどな。まあ、いずれ外してくれればいい。」
困ったように笑う薫さんの顔を見て余計に体温が上がった。