駆け落ちする電車の中で
「私は大毅の愛人ってことなの!?」

再び涙が溢れてきて頬を伝う。

「妻とはもうお互いに冷めてるんだ!だから一番愛してるのは明日香だよ!」

「冷めてたらこんなふうに写真なんて持ち歩かないでしょう!?」

「それは…」

大毅が黙りこんで、うつ向く。

やっぱり、まだ奥さんを愛してるのね。
私は所詮、遊び。
今日来てくれたのだって、しばらく付き合えば飽きて帰るって思っただけなのかもしれない。

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