駆け落ちする電車の中で
ーー14時間前ーー
私は真凛に暴言を吐いて、カフェを飛び出した。
涙を拭うのも忘れて、目的もなくただただ走った。
真凛と、もう絶交だろうな。
私の唯一の親友なのに。
私が招いたことなのに。
なんであんなこと言っちゃったんだろう。
私、最低……ーーー
『明日香!』
後ろから声が聞こえて、私は腕を捕まれる。
振り向くと息を切らした真凛がそこにいた。
『真凛…?』
『明日香!私の話を聞いて!』
『私…真凛の彼氏をとったんだよ?私は真凛と口をきく権利もないわ』
私は真凛のほうを見ていられずに目を逸らす。
すると真凛は言った。