白雨の騎士
キースと別れた帰り道、シドは手のひらを開いてみた。
光の力…
一体どう使えばいいのか分からない。
しかし、リエル様を助ける事が出来るのならば力になりたい。
ふと、シドはアテクシの事を思い出した。
どうしてアテクシ様はハデス家を訪れた時にリエル様の事を話さなかったのだろう。
キース様が言うように、闇を消す以外方法はなさそうだ。
ルカ様も何も言わなかった…
リエル様はルカ様の従姉妹になるはずだ。
「…シド!」
考え込みながら歩いていると背後からアンナに呼ばれた。
「どうした?今から我々が抜けた後の後任と打ち合わせがある。」
「分かりました。」